《"歴史授業の改革"をしないといけない!》
※期間限定でアーカイブ動画も
令和6年10月4日(金)
"ひみつの図書室ver2.0"第50回(通算110回) 《特別講演回》
《授業づくりJAPAN さいたま代表》
"齋藤 武夫"先生
タイトル
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「”日本が好きになる歴史全授業”は
どうやってできたのか?」
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10月4日のひみつの図書室ver2.0
ver2.0の第50回の記念にふさわしく
40名を超す参加者と齋藤先生による素晴らしい
ご講演に彩られた会となりました。
*
もともと、今回のプレゼンは
『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』テキストとそれを使った授業が
「どうやって生まれたのか」
どういう過程を経て世に出たのか?
その行程(道のり)をぜひ伺えたら
という打合せで齋藤先生に依頼させて頂きました。
なので
授業づくりに至った過程や背景をそのまま
お話頂くカタチになるかと思っていましたが
そこはさすが思考を突き詰められる齋藤先生!
授業の中身に具体的に迫れるようなプレゼンに
できれば、ということで
2つの授業テーマを題材に
実際の授業づくりに深く踏み込んでお話頂きました。
一つは
「昭和の戦争の授業はどうやってできたか?」
を一番典型的な例として「満洲事変」を事例に。
もう一つは
「『天皇の国』日本をこれまでどうやって授業してきたか」
という齋藤先生の歴史授業づくりの根幹に迫るお話でした。
*
そして
その前提として。
『歴史授業の改革をしないといけない』
と齋藤先生が志を立てられたのがおよそ30年ほど前。
昭和の戦争の歴史授業が
あまりに自虐的で一方的だったので
「これを何とか変えたい」
という想いから始まったといいます。
戦後80年の歴史教育の根底に一貫してあったのは
「日本が侵略戦争を始めた」
「日本軍は残虐だった」
と勝った側が負けた側を一方的に裁いた
東京裁判史観をベースにした教育。
これを教え続けた結果
日本はどうなったか?
当然
「日本は悪い国だね」
「私たちの先祖はひどい人たちだったね」
という共通理解が子供達に出来上がるし
そう思うことが平和につながる
とさえ信じられていきました。
そこに齋藤先生は強烈な違和感を感じていました。
当時はまだもろに祖父母の世代の話。
祖父母の世代を嫌悪させるような教育は
教育原理的に間違っていると思うし
何よりこれは
『精神的な虐待に等しい!』
そう感じた齋藤先生が導き出した歴史授業への
アプローチ方法が
◆戦争に入らざるを得なかったのはつらいことだ
↓
◆だけど先人がそういう運命を選んだり決断せざるを得なかったことには必ず何か理由がある
↓
◆そこに賛成、反対は別として
子供達が
「あぁ、先祖の人たちはそういうつらいところから決断していったのか」
がわかる(共感できる)という学習が最低限必要
↓
◆特に相手のある歴史の場合は相手側(勝者)からの視点ではなく
「日本の立場からどう見えているか」
をストーリーにしよう
↓
◆結果、子供達が先人に共感できて
日本を好きになる歴史学習となっていく
そんな流れで
“日本が好きになる歴史全授業”が
できていった、というお話でした。
そして
一つ一つの授業づくりも
「子供達はこの価値観を理解できるだろうか?」
「ここを理解するためにはこの認識が必要だな」
と一つずつ丁寧に深掘りして子供達の
歴史認識を積み上げる手法を取られていたり
あらためて
なぜ齋藤先生の歴史授業は引き込まれていくのか
が、すとんと腑に落ちるお話だったかと思います。
*
具体的な授業のプレゼンの詳細は省きますが
ちょうど齋藤先生がFacebookの投稿にも上げられていましたのでそちらもシェアさせていただきます。
↓↓↓
https://www.facebook.com/share/tSzn8fGtNFQaVoPV/?mibextid=WC7FNe
今回のパワポ資料も公開されていましたので
そちらもシェアさせて頂きます
(ブログからダウンロードできます)
https://www.facebook.com/share/ntNQgt62SJY5qUU8/?mibextid=WC7FNe
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あと、今まだ編集中ですが
プレゼン部分だけをアーカイブにて期間限定で
配信いたします。
今回の参加者には後日全員に配信しますが、
希望者はまた個別にご連絡ください。
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そして
参加者の皆さんからの感想から
齋藤先生のプレゼン内容を
より感じとって頂けるかと思いますので
少しボリュームが多いですが、掲載させてもらいます。
【みなさんの感想】
※一部抜粋&編集させて頂いています
現地、オンラインとも
【現地ブックランドフレンズ】
●学校では近現代史はさらっとやる位であまりしっかり学ばず、なんとなく「日本は侵略した悪いことをした」と思ってきましたが、このように丁寧に教えていただけてすごくスッキリしました!子供たちに考えさせる、と言う授業のやり方が素晴らしいと思いました!
天皇の存在も、確かによくわからない…と子供心にモヤモヤを感じていたことを思い出しましたが、今回教えてもらえてすごく腑に落ちました!「シン・皇国史観」すごく良いと、広まって欲しいと思いました。
●日本と言う国が天皇を中心として受け継がれてきたことに触れる時間となりました。考え方から気づきがいっぱいでした。学生時代は歴史が苦手でしたが、ここ数年は日本の歴史や先人が守ってくれてきた未来への思いに関心と感謝が深まってきています。日本人としてちゃんと学びたいと思います。
初めて受ける授業が齋藤先生だったらもっと楽しめたのにな、と思いました。
●この内容を齋藤先生以外の先生が同じ授業ができるのか!?と言う疑問が1番でした。子供たちに伝えるのももちろんですが、大人にも必要なのではないかと思います。戦争に行かれ残っている世代の方々にも聞いていただきたく、さらにその上でご意見も聞きたいと思います。
●先生の授業を追うにはテキストを見て真似するだけでは全く違う!とわかりました。こんなに深い思慮、考え方、裏付けが終わりであったことを聞かせていただき、本当に目が覚める思いでした。
今、現代の天皇について、大人も子供も日本人全体がどれだけのことを理解しているのだろうか。。
●戦時中の話は「なぜ戦争をするの」って簡単に言いますが、その時その時で最善と思って判断していたことなのだと言うことを「自分がその立場なら」を考えるとよくわかりますね。
日本を好きになる…非常に大切だなと思うと同時に、ハマスーイスラエル問題でもわかるように、相手国の立場だったら…を考えることも大切だなと思いました。
●社会科教員である私の歴史の捉え方の浅さを感じる時間となりました。歴史教育はよく、右VS左の論争になることが多いですが、それを超越する本質的な歴史の捉え方を感じる時間となりました。冷静に史実と向き合う姿勢を見習いたいと思いました。
天皇に「権威」、当時の実力者に「権力」と言うバランス感覚は、他の組織運営にも生かせると感じます。シン・皇国史観で日本が世界のリーダーになると思いました。
【オンライン】
◎久々に斎藤先生の肉声授業に触れました。新たなオリジナル講義にふれまして感激でした。近いうちにリアル講義でお目にかかれることを期待しています。
◎歴史の多面的な見方。その入り口の入り口に立てたような気がしますー。
何より田村さんの笑顔がほんとにキラキラしてる
有難うございましたー!
◎学生時代の歴史の授業は、私の睡眠時間でしたが、先生の授業を受けていたら、目をぎらぎらさせて聴いていたと思います。
日本の歴史が、自分の足元につながっている感覚がとても嬉しく感じました。
◎久しぶりに「齋藤節」をお聞き出来て楽しかったです。改めて2000年強の日本の歴史が縄文時代から続いていることを実感しました。
今日のキラーワードは「玉虫色に見る」です。齋藤先生は令和の聖徳太子なのかもしれませんね
◎「生徒に選択をさせる」という視点がとても面白かったです。聴いているだけではなく「自分事」として捉えてその時の時代背景やリーダーの苦悩、空気感など受け取る為に聞いているだけではない臨場感が作れるように感じました。
◎あらためて,何のために教えるのか,という教育の目的意識から授業づくりをされている齋藤先生のポリシーに頭が下がる思いです。
また,事実の羅列ではなく,ストーリーや先人たちの決断のしかたや気持ちを中心に据えることも大事なのだと気づかされました。
私たちにとって象徴である天皇と,戦前までの天皇への想いはまるで違ったということなんですね〜 新たな視点をいただけました。
◎天皇が2000年続いていた奇跡!し続けようとしたわけではないけれど、結果そうなった。本当に、今の日本があって、そこにいることの奇跡ですね。ご先祖様に感謝です。
◎斎藤先生の授業を聞かせていただきありがとうございました。
私も歴史の授業はつまらなく眠たい時間でテスト前に丸暗記するだけで。。。(という記憶でした)
◎久しぶりに斎藤先生の授業をきけて楽しかったです。視点が変わると歴史の見え方が変わりますね。歴史は過去と切り分けずに考えると、未来につながっていくようにも感じました。
◎昨年1年かけて区切りの年に歴史授業を受けましたが、この授業の成り立ちを今日聴くことができてさらにこれは私の縁ある子どもたちに伝えたい、伝えねばと強い思いが湧き上がってきました。
日本人としてのアイデンティティを形成する大切な歴史授業だと改めて認識することができた1時間でした。
◎今日の為にこのスライドをつくられたということも感動しました!ありがとうございます。
本当に学校では習わない内容で…
このような話であれば私自身も歴史をもっと楽しんで学べただろうなーと思いました。
◎初めて参加しました。私が受けてきた歴史の授業は、近代史は時間がないので大急ぎですっ飛ばされた印象です。
多様な視点から史実を見ていく斎藤先生の教材研究の深さ、子どもたちが主体的に学べるように当事者意識を持たせて議論する、こんな授業だったら楽しいだろうなと思いました。
◎興味深く聞かせていただきました。「御前会議の流れや結果に納得できないのではないか」という疑問からスタートして、そこから掘り下げて、掘り下げて、これだけ膨大な授業群に広げていかれたことに畏敬の念を抱きました。これほどのこだわりを持って授業づくりをする大変さを考えると驚くばかりです。「子供たちが納得できる授業を作りたい」、その熱い思いを形にしていく、斉藤先生の教師としてのあり方、(リモートですが)直接お聞きできて嬉しかったです。
◎新しい歴史観を知ることができ、まさに日本を好きになる授業だと思いました。
もっと学びたくなりました。ありがとうございました
◎社会科の教員ではないのですが、先生のお話に引き込まれて、一生徒として、とっても楽しく、興味津々でお話を聞かせてもらいました。物事の背景を知る。多面的な見方をする。大切だなぁ〜と思いました。2000年も続く天皇制、そしてそれを受け継いできたご先祖様への感謝。日本人として誇りに思いました。
◎今日はありがとうございました。日本の良さを感じた1時間でした。
◎歴史のお話を聞いたのは何十年ぶりかという感じでしたが、目から鱗というか、とても興味深く聞かせていただきました。
天皇の存在というものの意義を改めて知り、日本人って素晴らしいと思うことができました。
まさに自分も子どもたち同様、戦争は日本が悪いと思っていました。なぜこの戦争を始めることになったのかについて考えたこともありませんでした。このような授業を受けることができたら、戦争に対する認識が全く変わると思います。
◎生徒に君が関東軍のリーダーだったらどうするか? と問いかける授業、事柄を教えるだけはなくその本質を問いかける授業の深さを感じます。
2月11日がなぜ建国記念日なのか答えられない自分の浅さ、教えられてこなかった教育に疑問をもちます
◎毎回先生のレッスンを受けると、全国の子供たち、そしてその親たちにも聞かせていただけたら、日本はどんどん素晴らしい日本人の国になっていけるのにと思います。
私自身も、今回、どうして500年も前に立憲君主制であるべきと先人は確信出来たのか、その先見の力に感謝と誇りを持て感動しました。
◎日本を好きになる歴史授業の二大テーマをお聞きできて、点と点が線になっていく感覚をえました。(田村さんの授業も思い出しながらお聞きしました!)
ひとつの事実からではなくて、歴史全体から物事を多角的に見て、我が事としてどう捉えるか?とても大切なことだと感じました。
「自分がリーダーだったら、どのように判断するか?」子どもたちが日本人として誇りを持って考える時間はかけがえのない経験になると思います。
◎「日本のことが好きになる歴史授業」のバックボーンを知り、齋藤先生の作られた歴史は何がポイントとなっているのかとてもよく分かりました。今回のお話を聞いて授業することでより、齋藤先生が描かれた「日本人の物語」が多くの先生方から、多くの子どもたちに共有されていくと思います。齋藤先生のご苦労もたくさんお伺いでき、信念をもってやっていくことの大変さを感じながらも、一方で使命感をもって生きていくことでのエネルギーや熱量に元気をもらいました。自分も自分にできることをこれからもがんばりたいと思います。
◎歴史、特に日本史は、学生時代とても苦手だったので、ついていくのに必死でした。ただ、授業づくりされるときの考え方や姿勢、そのために必要な教材研究など、本当に尊敬しかありません。齋藤先生の授業を受けることができた子どもたちは幸せだと思います。
アーカイブ見て、再度勉強させていただきたいです。
◎感動の時間でした。平成16年度に学級担任として追試した時には何もわからず、ただただ追試をしただけでしたが、それから、いろいろな先生方に日本のことや天皇について学んだことで、今、6年生に追試をしているからこそ、齋藤先生がこれまで辿ってきた経緯がよくわかります。そのことが嬉しくもあります。が、やはり、今日のお話を伺っていてまだまだ、私がたどり着けないところがたくさんあるとわかりました。齋藤先生の思考の過程も辿ることで、これからの日本の子供たちに必要な歴史教育を提供していけるという想いをあらためて強く思いました。一生、追いかけていきます!渡邉
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プレゼン頂きました齋藤先生
いつも素敵な場所を提供頂くこんぶさん
現地、オンラインでご参加頂いた皆さん
今回も素敵な場を共に創って頂きありがとうございました♪
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