教材研究– category –
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「皇国史観」と「日本が好きになる!歴史授業」4
話があちこちしますが、もともとあんまり理論的なヒトではなく、現場で歩きながら考えるタイプ(帰納法的)です。筋道立ててまとめていくことが苦手です。文章が下手だということもありますが。 さて順序としては、まず幕末維新から明治の国づくりの授業を... -
「皇国史観」と「日本が好きになる!歴史授業」 3
ここまで書いてきてわかっていないことが多すぎるなと感じています。あとからあとから知らないことや勉強しなければならないことが湧いてきています。が、おおっぱな話になると思いますが、とりあえずこのテーマで書いておきたいので続けることにします。... -
「皇国史観」と「日本が好きになる!歴史授業」 2
1の最後の所で、「日本が好きになる!歴史全授業」は「日本は天皇の中心の国」という意味で、広い意味では「皇国史観」に立っているということを書きました。日本の歴史の独自性を(万世一系の)天皇にもとめる、天皇が歴史の中心の物語になっています。 ... -
われわれの先祖はどこから来たか?その他
2月からひまになってというか、進んでひまにして、本も読むがテレビで映画やドラマよく見るようになった。 「英雄たちの選択」(NHK)というのを見たら、ぼくの「日本が好きになる!歴史授業」のパクリでした(笑) かためて10本くらい見たがなかなか面白か... -
社会科教科書のなかの天皇
小中学校の社会科公民分野は日本国憲法の「素晴らしさ」を教える内容になっています。30年前は天皇を教える内容は羽毛ほどの限りなく軽い扱いでした。見出しもありませんでした。 自由主義史観研究会と新しい歴史教科書をつくる会が研究を始め、扶桑社の公... -
学説史の要約があるとわかりやすいね
一神教の呪いはどうもうまくまとまらなかったのでもう一度仕切り直しをしたいと思います。 圭室文雄『神仏分離』井上章一『キリスト教と日本人』安丸良夫『神々の明治維新』山折哲雄『神と仏』五来重『山の宗教(修験道案内)』などを再読の拾い読みをしてい... -
船橋小の授業「千葉の偉人伊能忠敬」2
船橋小の子供たちの感想文を読みながら感動したり考えたりしています。伊能忠敬の授業をつくるときに考えたことと授業の結果(感想文)を照らし合わせながら。 最重要なのは「なぜ実測日本地図だったのか?」です。幕末の西洋列強のアジア進出、とくにロシア... -
千葉の船橋小で「千葉の偉人伊能忠敬」の授業をしてきた
一昨日船橋小学校で授業をしました。千葉の偉人伊能忠敬。こんなお話でした。 平均年齢40歳の江戸時代で50歳からの第二の人生。彼の第一の人生を知る。 19歳も若い先生に入門したのは天文学がやりたかったから。測量と天体観測で地球一周の長さを知ること... -
一神教の呪い(家康編)
秀吉の政策を超えてキリスト教の信仰そのものを禁じたのは家康からです(徹底するのは鎖国令の完成を待つ)。つまり、日本が特定の宗教を禁止して排除したのは家康・秀忠の禁教令からです。前に述べた「一神教の論理による排除」ですね。日本人はこのときか... -
一神教の呪い(秀吉編)
小学校や中学校の歴史教科書に長崎二十六聖人磔刑の図が出てくるので、豊臣秀吉はキリスト教を弾圧したと思っている教師が多い。しかし秀吉はキリスト教を禁教としたことはなく宣教師(バテレン)の布教を禁じただけだったことは前回書いた。 『天正十五年...