姫路講座を終えて 4(日中戦争=シナ事変)



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◆日中戦争(シナ事変)の講座内容を箇条書きで示します。
 この授業も、骨子は文科省検定済みの『新しい歴史教科書』(自由社)にもとづいています。
 ほとんどの教科書は盧溝橋事件から日本が一方的に中国を侵略したというストーリーで、日本軍の残虐さ
 を教えることに力点が置かれています。自由社の『新しい歴史教科書』(文科省検定合格)では、実際は
 どういう経緯で戦争に至ったかを史実にもとづいて教えています。

◆最後に教科書のコピーを掲載しました。この機会に自由社の教科書を2ページ分ぜひ読んでみてください。
 また、こんな研究問題がありますので挑戦してみませんか。他の教科書はすべて盧溝橋事件から日中戦争
 が始まったとしていますけれど。

【研究問題】日中両軍が全面的に衝突して日中戦争が始まったのはいつ何によっ何によってでしょうか?
 次の中から選んで、話し合ってみましょう。
 A 7月7日 盧溝橋事件  
 B 7月下旬から8月上旬 中国軍の軍事挑発と日本軍の北京派兵(北支事変)
 C 8月13日 中国軍による上海攻撃とこれに対応した日本軍の派兵(上海事変)



1 日中戦争(シナ事変)の授業の概要

 ・北京に日本軍がいる理由を復習する(北清事変)

 ・昭和12年7月7日盧溝橋事件(共産党軍の工作の可能性について触れる)日本政府は不拡大方針・現地停
  戦協定成立

 ・その後停戦協定違反の数回の挑発行為や通州事件(7月29日、日本民間人225名の虐殺)が起きた。駐留
  軍は5700人しかいなかったので、居留民保護のために日本軍を派兵し、ただちに北京を占領し治安維持
  した(北支事変)。
  一連の軍事的挑発に対する自衛権(国際法)の発動だったと考えられる。

 ・発問「通州事件後、あなたが日本のリーダーだったらどうしますか? 
A 戦争を始める B 平和を求める」

 ・8月5日、和平提案(満州事変以後の日本の権益をすべて放棄する)を行い、8月9日、中国と平和会談を
  開いた。 しかし、その当日上海で日本海軍軍人が惨殺されてしまい、平和会談は流れてしまった。

 ・8月13日、中国軍20万が上海の日本軍500名を攻撃してきたので、やむを得ず日本軍を派遣して戦った。
  本格的な日中両軍の戦争はここから始まった(上海事変)。
  両軍合わせて10万以上の戦死者を出した激戦に日本は勝利し、12月13日に首都南京を占領した。

 ・南京事件をめぐる5つの真実を知る
 
 ・日中戦争の二つのエピソードを知る。
   ①中国軍無名戦士の墓を立て礼拝する日本軍 
   ②蒋介石の黄河決壊作戦のために災害に遭った中国人を救助する日本軍

◆背景に日本と中国を泥沼の戦争に引きずり込もうとしたソ連共産党・中国共産党の工作があったことを伝
 えます。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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