「日本人ファースト」=「自国民ファースト」は排外主義ではない



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参政党のスローガン「日本人ファースト」は排外主義ではない。
それは「自国民ファースト」の主張であり、自由主義・民主主義の国の基礎基本であり、世界の常識です。
このスローガンを排外主義にしないためにも、オールドメディアや左翼のように否定してはいけないのです。

本物の排外主義的な言動があれば、それを個々に具体的に批判すればいいだけです。
そういう過程で「排外主義とは何か」も具体的に明らかにされるでしょう。
「日本人ファーストは排外主義だ!」のように、一般的・抽象的に、こういうアブナイ言葉を使ってはなりません。
オールドメディアと同じやり方で言葉狩りのようなことをやってはいけないのです。

日本は戦後80年間「日本人ファースト」の国ではなかったと考えています。
その最もよくわかる例が自虐史観教育です。
日本人を育てる義務教育でわが国は「日本は悪い国だ」と教えて子供たちの心を傷つけてきました。
80年間の長きにわたって。 

「日本が好きになる!歴史授業」はまさに日本人ファーストの歴史教育です。
とくに自我形成期の児童生徒にはこれが絶対に欠かせません。
しかし、日本政府は80年間、連合国ファースト・中国朝鮮ファーストの歴史を子供たちに押し付けてきました。
しかし、歴史教育こそ日本人ファーストでなければなりません。
そうでないと、民主主義国家日本の主権者を育てることは出来ません。

「日本が好きになる!歴史授業」を軍国主義・民族主義・排外主義というアブナイ言葉でレッテルを貼り、攻撃し排除してきた同じ連中が、いま「日本人ファースト」を攻撃しています。

オールドメディアや左翼的な人々がそうするのはなぜか。

それは「日本人ファースト」(自国民ファースト)という世界の常識を、日本にだけはあてはめたくないからである。それで既得権益を得てきた戦後日本の支配層が「戦後レジーム」を守ろうとしているのである。それだけは避けなければならないと思う。

つまり「日本人ファースト」を「排外主義」と言ってつぶしてしまうことは、かえって自由主義・民主主義の国日本の健全な「日本人ファースト」への道を閉ざしてしまうことになるのである。

最後にもう一度。
「自国民ファースト」は健全な主権国家の当たり前の常識である。
それを「排外主義」とよぶのは世界の常識に反している。
本物の排外主義を否定するためにも、そういう基本をおさえておくことが重要である。

【注1】私の授業が「軍国主義・排外主義・皇国史観」ではないことは、退職してからのこの10年でようやく大勢の方に知ってもらえるようになりましたが、オールドメディアのやり方は今も変わりません。

【注2】イランイラク戦争で日本人居留民を救出しなかったことも、北朝鮮に拉致された自国民を本気で助けようとしないのも、政治に「日本人ファースト」という哲学がないからです。

【注3】私は参政党の主張には首をかしげるところもあり政策すべてに賛同しているわけではありませんが、この参院選では彼らが躍進することを期待しています。
参政党の地方議員のみなさんはどなたも歴史教育問題・歴史教科書問題に関心を持って素晴らしい活動をされているからです。
それは、これまでまったく動かなかった日本がようやく動き出すきっかけになることでしょう。
義務教育における、健全な歴史教育普及のためにもそれが必要だと考えています。


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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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